人権フォーラムinふくしま -「命」をつなぐ、ふくしまの未来-

cropped-top.png

【「共に生きる」ファンド助成事業】

 原発事故によって、「ふくしま」は日本社会が経験したことのない多くの困難と課題に直面し、克服への取組みが続けられている。事故から6年目を向かえ、地域再生の主体としての私たちに何が求められ、どう判断していくべきかが問われている。

震災以後、被災地のNPOとして子どもや避難者への災害支援活動を続けてきたが、時間の経過の中で、その課題は子どもから老人、さまざまな立場と状況の中で複雑化していることを実感する。しかし、その背景には、地域社会の急激な崩壊と主体性の喪失がある。それは、原発に象徴される経済優先社会の中で進行していた地域社会の衰退を原発事故は一挙に加速させ、現代社会の課題を明らかにしたとも言える。

震災により多くの命が失われ、身近な人たちを失い家族が分断される中で、「命」の重みが改めて問われている。政治や経済によって「命」が脅かされてはならない。原発事故を教訓に、これからの未来を担う子どもたち、これから生まれてくる子どもたち、すべての「命」を守り育てていく社会を目指した「ふくしま」からの提案として、今回のシンポジウムを企画する。パネラーには、子どもの権利条約に関する第一人者である福田雅章氏、生命尊重運動をリードしてきた千葉茂樹氏、ルワンダの内戦を体験しルワンダに学校建設を行い支援を続けるマリー・ルイズさん、被災地の子どもたちの保養プログラムを指導してきた吉野裕之氏、それぞれの立場の違いを超えた「子どもたち」への思い、そこには、「命」を無条件に守り合う理念としての「人権」の姿が見えてくる。

これからのふくしま、そしてこれからの日本を担う子どもたちの生命尊重を考えるシンポジウムを福島において開催する。

1.日 時:2016年6月11日(土)13:30~16:30

2.会 場: ラコパふくしま 5階 大会議室

福島市仲間町4番8号 TEL024-522-1600

3.テーマ:「人権フォーラムinふくしま」

-「命」をつなぐ、ふくしまの未来-

パネリスト 福田雅章  子どもの権利条約日本代表 弁護士

千葉茂樹  生命尊重センター代表 映画監督

マリー・ルイズ ルワンダの教育を考える会 代表

吉野裕之 シャローム災害支援センター長 カメラマン

*入場無料

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする